自毛移植手術の原理を発見したのが日本人。美容・髪

自分自身の毛髪を脱毛箇所に移植する美容外科手術である。

自分自身の組織を移植するため、免疫拒絶反応が起こらない安全性の高い手術である。

また本物の生きた毛髪であるため、日々成長し続け、抜けてもまた生えかわり、一度手術をした後はメンテナンスは不要である。

男性型脱毛症では、脱毛を起こすのは頭頂部と前頭部であり、後頭部の毛髪は生涯脱毛を起こすことはない。

この毛根の性質は遺伝子的に決まっているものであるため、人体の他の場所に移植しても変わることがなく、毛を生やし続ける。

このような皮膚の特性は奥田庄二医師が1939年に発見した。

この性質を利用して、後頭部の毛髪を、毛根と周囲の皮膚ごと脱毛箇所に移植すると、移植した毛髪は生涯毛を生やし続ける。

これが自毛移植手術である。このような手術は米国では1970年代から広く実施されてきた。

しかし初期の移植技術では、髪と皮膚の色の違いが大きい黄色人種に施術すると移植した毛が不自然に見えてしまったため、自毛移植手術の原理を発見したのが日本人であるにもかかわらず、日本ではほとんど実施されることがなかった。
update:2010年03月25日